近年フリーランスを目指す人はどんどん増加しています。副業としてスキルを付けたいという人も多いですね。
私は会社員時代もある程度経験しフリーランスになりました。フリーになってからも途中組織に属して兼業で個人事業も行っていた時期もありますがフリー歴は7年ぐらいになります。
フリーランスと言っても本当に沢山の業種があります。
今回は私が自分が体験したことの中から「グラフィックデザイナー」、「動画制作」、「ライター」の3業種について、どうやってフリーランスになったのかお伝えします。
フリーランスになるための大前提
フリーランスになるための大前提として「経験」が必要です。つまりスキルですね。
たまに「フリーランスになりたくてwebデザインのスクールに通うことにしました」という人がいます。もちろん学校に通うことは知識を学ぶことなのでいいことです。でも、その学校に通ったからと言って、すぐにフリーランスにはなれません。これ結構勘違いしている人が多いのですが、学んだらすぐに仕事が取れる程甘い世界ではありません。
そのwebデザインのスクールで卒業後の仕事の案件まで用意してくれているような学校であれば別ですが、フリーランスは自分で仕事を取りに行かなければいけないので、経験や実績がないと中々難しいです。
もし自分が依頼する側だったら?を想像して下さい。何のスキルも実績もない人に会社のホームページを依頼することができますか?不安でできないですよね。
会社員だと「雇われ」なので黙っていても仕事がありますが、フリーランスは自分で仕事をとってきて自分で納品完了、経理などの事務処理も自分でやるということです。それらを全部自分でやる覚悟を持ってフリーランスを目指しましょう。
まったくの未経験という人はスクールで学びながら未経験でも仕事を取れるようなスクールを選ぶようにしてください。女性におすすめなのはSHElikes→未経験者向けWEBスクール【SHElikes】
グラフィックデザイナーフリーランスになるには?
私は大学時代にグラフィックデザインを専攻していて、ある程度illustratorやPhotoshopの操作は理解していました。とは言っても、大学や専門学校でやる勉強は、社会人になって学ぶことの1~2割程度です。現場で実践してから振り返ると学生時代に学んだことなんてほとんど役に立ちません。
私は新卒でどうしても制作部に入りたかったので、制作部がある会社を片っ端から受けました。私が就職活動をしていた時は就職氷河期も被っていたので、周りの友達も何十社とエントリーしている状況でした。私もエントリーだけの会社も含めたら本当に100社ぐらい受けたと思います。
そんな中、大学4年の前半に何社か内定を頂きました。その内1社、広告関連の企業に入社したいと思っていたのですが、制作部希望でエントリーしていたのに「営業から頑張って欲しい」と伝えられました。私はどうしても制作の経験を積みたかったので辞退しました。前期の内定は同理由ですべて蹴りました。
秋の就職活動までもつれ込み、このままでは就職自体が怪しい状況になりましたが、1社広報部の制作のグラフィックデザイナーで採用が決まりました。広告会社ではないですが社内にデザイナーを置いて会社関連の制作をすべて自社で完結している会社でした。
ここの選択、今振り返っても間違っていなかったと思います。
新卒ということもあり、先輩社員が本当に丁寧に教えてくれました。印刷会社への入稿方法や、販促物の企画、打ち合わせ、イベント等の大きな印刷物など色んなもののデザインに携わり、社会人としてのマナーも学べる最高の環境だったと思います。
私はこの1社目でグラフィックデザイン、DTPの技術を身に付けました。自分が担当した作品はポートフォリオにしていきました。その後この1社目を退社し、2社目は映像制作会社に入社。3社目で広告制作会社でまたグラフィックデザイナーを経験。3社目に関してはデザイナーの経験が2年以上ある人が求人要綱でしたのでやはり新卒で制作部に入社したことは大きかったです。転職時にもポートフォリオは必要でした。
このようにグラフィックデザイナーのフリーランスとしてやっていくスキルは会社で学びました。転職を数回繰り返したことで人脈を広げることにも繋がりましたし、フリーランスになってからの仕事の半分は会社員時代の仲間の案件です。
人脈がなくてもある程度の経験があればクラウドテックで仕事は見つかります。
動画制作フリーランスになるには?
2社目で映像制作会社に入社しました。まったくの未経験でしたが未経験OKというレアな求人を発見。グラフィックデザイナーが嫌になったわけではなく、スキルの幅を広げたいと思い映像業界に転職しました。
この会社ではカメラの操作方法や構図、動画編集に至るまで技術的なことを一通り学びました。5年弱在籍していたのでそれなりに実力も自信も付きました。
映像会社時代もパッケージや冊子のデザインを任されることもあり、自分のポートフォリオの内容は充実していきました。映像の作品もブルーレイにまとめて焼いたりデータとして整理しポートフォリオと一緒にまとめていました。
グラフィックデザイナーの時と同じように、会社で仕事をしながら経験を積みスキルを付けた形です。グラフィックの知識があったことは映像制作にも役立ちました。テロップを作るとか、グラフを作ってそれを映像ソフトで動かすといったように制作の幅が広がりました。デザインしかできない人と映像しかできない人よりは、この一環した流れが1人で完結できる方が強いです。これからのフリーランスはマルチプレイヤーの方が需要があると思います。
私は映像の仕事はこの会社時代に繋がった人や周りの知り合い関連から依頼されることが多いです。会社に属せず動画をやりたいという人はYouTubeをはじめてみるなど行動に移してみて下さい。
ライターフリーランスになるには?
ライターは上記の2つとは少し違い、ハードルは低いと思います。
私は既にグラフィックデザインと映像制作のフリーをやっていた時期に、ライター募集の求人を見つけました。入社というよりは編集部に所属するライターの1人みたいな扱いで、採用された時点でライターになりました。最初の2記事ぐらいはメンターが付いて見て貰いながらライティングし、その後は自分で書いて公開前に他の人にチェックしてもらうような感じでした。
ハードルが低めと言いましたが報酬が時間のわりに安いので好きなことではないと書けない、続けられないイメージがあります。書くことが好きな人は、Webサービスをやっている編集部のライター求人案件を探したり、お仕事のマッチングサイトを使えば案件は沢山あります。
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ライターになりたい人はまずは自分でブログを始めてみるなどして、書くことに慣れることから始めてみることをおすすめします。ブログはポートフォリオ的な存在にもなるので一石二鳥。今は誰でもドメインとサーバーを取ればブログを始めることができますし、勉強のつもりで始めたブログで収益を得ることもできます。収益化をするなら無料テーマもあるのでWordPressでブログを作成しましょう。
ブログの経験があると既にライターの経験があると認めてもらえることが多いので、まったくの未経験者はブログから勉強してみてください。独学でも全然大丈夫です。
フリーランスになるためには「経験」
私が体験してきた3つの職種について書きましたが、共通して言えることは「経験を積む」ということです。
今やっている仕事ではフリーランスになれなそうなら思い切って転職をする方が早いと私は思います。会社でお給料を貰いながらスキルを付けることができるというのは将来の財産になります。
転職するのはちょっとハードルが高い… 今の仕事も頑張りたいという人はスクールに通うのも有りだと思いますが、スクールが終わった後に仕事に繋がるようなバックフォローがあるスクールを選びましょう。
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