生き方

一生独身かもという不安の呪縛から解かれた30代後半

一生独身かもという不安の呪縛から解かれた30代後半
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20代後半の頃から、ただ漠然と「このまま一生独身だったらどうしよう」という不安や焦りを感じていた。

何が不安なのかもわからずただただ不安だった。

でも30代後半になって「私は一人で生きていける」という心境に変わった。なぜそんな心境に変わったのか、ゆるりと書きたいと思います。

漠然とした実体のない不安

30代になってからも「自分もいつかは結婚して出産するだろう」と思い込んでいた。それが一般的な社会のルールでほとんどの人がそのレールに乗らなければいけないんだと本気で思っていた。

結婚をしなかったら何に不安なのか、何で結婚に焦っているのかわからぬまま時は過ぎて行き、32歳ぐらいの時が一番辛かったと思う。

友達の結婚式に行ったり、親戚に会った時、年賀状に添えられる「次は○○のいい報告待ってるよ」の文章が正直キツかった。

人並みに恋愛はしてきたし、恋人に自分から結婚を求めることもしてこなかったけれど、それがダメだったのか?と自分を責めたりもした。

結婚できない訳アリの人というレッテルを自分の知らないどこかで張られることがとにかく不快だったのだと思う。

不安の正体

一生独身かもという不安の正体

漠然とした不安を根本から紐解けば「結婚したら誰かが支えてくれる」という勝手な考えがあったからだと思う。

歳を重ねて思うのは「誰かが支えてくれる」なんておこがましいにも程がある考えだったということ。相手からしたら迷惑な話である。

正確には結婚は「お互いの人生を支え合える」パートナーである。

結婚したら幸せになれると思っている人が結婚して失敗してしまうのは、この他力本願な考えになっているからな気がする。支えてくれると支え合えるでは意味がまったく違う。

子供が生まれれば環境も変わるからそれをお互いが支える必要がある。育休中のママが夫が全然子育てを手伝ってくれない、逆に妻が全然外に遊びに行かせてくれないなど夫婦関係の揉め事は毎日のようにどこかで起こっている。

たまにSNSで旦那の悪口をひたすら放送しているママがいるけれど、では夫の仕事を全部代わりにやって同じ稼ぎができるのか?と思ったりもする。結婚したことも子供を産んだこともないからその人の気持ちを本当には理解できないけれど、不の放送は誰が見ても気持ちのいいものではない。

結局、結婚するということはお互いに思いやりが大事なのだと思う。

自分のやりたいことやなりたい人生があってそれに向かって一緒に頑張れるパートナー。そんな相手を20代で見つけられる方が奇跡だ。

地元の友達のほとんどは20代で結婚し半分以上が離婚した。20代は社会人になりたてでまだまだなりたい職業や夢への修行段階。そんな時に人生のパートナーを見つけられる方がすごいことだと思う。

相手はいつか見つかるという希望的妄想

一生独身、相手はいつか見つかるという希望的妄想

結婚相手はいつか現れると信じていた。社会人になってからは出会いの場がほとんどなくなり、すべて社内恋愛だった。

会社を辞めて独立してから出会いは更に減った。友達は多い方だと思うけれど、誰か紹介してといっても大体いい人はみんな結婚しているようだった。

彼氏がいない時期でもいつか何かのタイミングで出会うものと思っていたし、結婚相手を探すためのマッチングアプリは何か違うような気がして手を出せずにいた。

結婚は人を好きになってその人とずっと一緒にいたいと思うからするものだと思っているから今後もアプリに手を出すことはないと思うけれど、アプリも出会うためのツールの一つなのだということは最近やっと理解した。

いつか勝手に現れると思っているから結婚相手が見つからない。そして、出会いのツールにマッチングアプリを使わないことも自分が選択していること。

マッチングアプリはやらないけれど、当たると人気の占いは時々やって気持ちを落ち着かせてた時期もある。(テレビで人気の星ひとみさんの占いなど)

占いは半分ぐらいで聞いているけれど、友達やインスタで自分が似てるなと思う人は誕生日が大体近かったりするので生まれた日は結構関係しているのかもしれない。

時代が変わって個人が生きやすい世界に変わってきた

ジェンダーの平等が広まったおかげで、独身も前よりもずっと生きやすくなったと思うし、30歳までに結婚しないといけないみたいな昭和の考えを押し付ける人も減った。

SNSの普及で日本人だけでなく海外の人の生き様を知るツールも増えた。会ったこともない一般人の誰かからSNSを通じて影響を受けることだってできる時代だ。

20代の働き盛り時代に仕事に没頭した独身者にはある程度のスキルがついている。個人の力を求められる時代になってきて、時代の変化が急速だからこそ情報化社会についていくことにみんな必死になっている。

若くして結婚して離婚しシングルになった友達とはその時点で仕事や経験の差が生まれ、それが少しずつ給料の差だったりその後の経済格差になっている。出会う人や環境によってその差はどんどん広がってしまう。

日本経済の先行きが怪しくなってきて独身者や子供を持たない夫婦も増えてきたのは、家庭を持っても生きて行くのが心配になっているからではないだろうか。

一生独身の方が生きやすいのかも

人生は意外と短いと思う。

どんな人生を歩むかは自分が選択できる。結婚することも結婚しないことも自分が選択できる。

独身の方が自分の時間に余裕があるのはその通りだし、結婚して子供が生まれればその分お金の余裕もなくなるのだから、独身の方が自分に使えるお金も多い。

時代が変化してきて「一生独身かも」という不安よりも、家庭を持つことに不安を覚えるようになった。

35歳を過ぎたら、誰かが結婚したとか出産したとか本当にどうでもよくなり何の焦りもなく祝えるようになった。

それは自分が今いろいろチャレンジする時間があって、旅行や好きなものを買えるお金や貯金があって、自分が自分の人生が誰よりも一番楽しいという自覚があるからだ。

誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分の生きたいように生きるのが自分にとって一番幸せなんだというこうことに気づいた。

一生独身を自分が受け入れること

一生独身を自分が受け入れること

一生独身かもという謎の不安を抱えて生きるよりも、一生独身で暮らすなら何を準備したらいいかを考える方がずっと気持ちが楽で前を向ける。

いつか自分の生き方を尊重してくれて支え合いたいという人ができたらその時また考えればいい。結婚しなくても支え合えるパートナーがいればそれだけでいい。

一人でいる時に幸せじゃなければ、結婚しても幸せになんてなれない。いろんな人の人生を見てきて学んだことも多い。

つい最近までピンピンしてた人がいきなり病気がみつかったりする。30代になると友達を亡くすことや友達の親が亡くなることも増えてくる。

人は死ぬときはあっさり死ぬ。死んだら全部終わる。

いつかは自分の人生にも終わりがくる。人生はきっとあっという間だ。

やりたいことをやって自分で自分の人生を誇れる日々を過ごすことが自分にとって幸せなんだということに気づいた。

30代後半、今が生きてきた中で一番楽しめているから、やっと独身を選んでいるのは自分だということを受け入れることができた。

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