アラサー独身、人生で今が一番幸福度の高いねぇねぇです。
20代~30代は「地元に帰ろうかなぁ」と思ったことがある人も多いはず。
彼氏と別れた、仕事を辞めようかな、都会に疲れたな、そんなきっかけで地元に帰る人もいるのではないでしょうか。
私は地元と東京の行ったり来たりを繰り返し、今年3度目の上京をしました。
なぜ地元に帰る選択をしたのか、なぜまた東京へ戻る選択をしたのか、タイミングはいつだったのか、そんなことをゆるりと書きたいと思います。
1度目の上京
なぜか漠然と東京へ憧れがあった青春時代。
私は地方都市の出身で、そこまで田舎でもなく都会でもない人口30万人ぐらいの都市の出身です。
いつからか高校卒業したら東京の大学へ進学するんだと思っていました。姉が先に上京していたこともあり、両親もあなたも東京へいくのでしょうという暗黙の了解みたいなものがありました。
高校の成績は悪くない方だったので推薦枠で入学できる大学へ進学しました。楽しい楽しい大学生活を過ごし、いざ就活。私の時代は就職氷河期も若干被り、就職活動は難航しました。それでも大学4年の夏前に100社受けて7社から内定を貰うことができました。1社に決めてもうこれからも安泰だ~そう思いました。
しかし、配属先の通知で希望部署への配属にならなかったため辞退しました。私は夢があってやりたいことがあって進学したのに、それとは違う道には行きたくなかったんですね。
辞退したのに就活をやらず友達との卒業旅行で海外旅行にバンバン行っていたら秋になりました。さすがにヤバイなぁ…と思い就活を再開しましたが、春よりも行きたい会社がみつからない…。
就活スーツで電車のホームに立つ時、とてつもなく不安になり、同じような就活生をみるとみんな頑張って東京にしがみつこうとしているんだなぁと思いました。
「就職決まらなかったら地元に帰ろうかな…」そう思い始めた頃、希望していた制作職での内定が決まり、私は無事東京へ残ることができたんです。
なぜか東京で一旗挙げたいと思っていた20代前半でした。
1度目の地元に帰ろう
当時同棲していた彼氏が地方転勤になり引っ越しをすることになりました。
20代半ばだし、結婚も視野にあったので私の仕事が片付いたら追いかけていくつもりでした。彼は翌週から新しい職場に行かなければならず急だったため先に行き、私はその半年後に行く予定でした。
ところがその半年間で浮気されて破局。仕事も退職したので、信じていたものを裏切られたような、すべてを失ったような気持ちになり「地元に帰ろうかな…」と思いました。
その時は心がボロボロで帰るしかなかった気がします。
私はそれまでしがみついてきた東京を簡単に捨てて地元に戻りました。
2度目の上京
心がボロボロの状態で戻ってすぐ就職が決まりました。私はその会社で4年働き詰め管理職にまで到達するほど仕事にのめり込みました。
それなりに恋愛もしましたが、なぜか結婚願望はなかった。もうあまり男の人を信用していなかったのかもしれません。
忙しいけど仕事が楽しかったし、地元の友達と比べたらお給料も貰っている方だったので特に不満もなかったです。
だけど、このままずーっと仕事だけをしていて人生楽しいのかな?そんな風に考える時がありました。ちょうどその時、会社の社長から昇格のお話を頂きました。悪い話ではなかったけれど、それを受けたらずっと会社を辞められないなという責任のあるポジションだったので、これからの人生についてすごく考えました。
そんな時に東京から戻って来てから1度も開けていなかった段ボールを開けたんです。そこには大学時代にヴィレッジバンガードで見つけた世界一周の本が沢山ありました。
あぁいつか世界一周行きたいって思ってたな~と思い、その本をパラパラめくっていたら行きたい欲がましてきて、その時に「僕らの人生を変えた世界一周」という本を購入。
この本を読んで、もう世界一周って誰でも行ける世の中になったんだと知ります。
そして私はその半年後、自分の人生を変える旅に世界へ旅立ちました。
旅を経て得た経験は想像を絶するものだったし、人生最高の時を過ごしたと言い切れます。
帰国してからまたチャレンジしてみたいと思うことがあり、私はまた東京へ戻りました。
2度目の地元に帰ろう
世界を観て意欲に燃えていた私ですが、東京での現実は厳しかった。
就職はすぐに決まり同じようにやりたい職種をやっていましたが、激務でプライベートな時間がほとんどありませんでした。
世界を観て自由を知った私は、日本の働く環境の現実に違和感を感じたのです。何のために働いているのだろう?この人生では全然楽しくない…。わがままといったらそうなのかもしれませんが、価値観が変わる体験をした後なので昔の自分のようにはなれませんでした。
その後色々あって転職し、その転職先でも同じように感じ退職。組織で働くことが自分事にできない部分が多かったので独立することにしました。
最初からうまくいくわけもなく、最初の1年は苦労して、それなりにあった貯金も底をつきそうになりました。そんな時に地元で魅力的な仕事を見つけたんです。
「受かったら地元に帰ろうかな…」と思いました。
そして私は無事に採用が決まり、2度目の地元へ戻りました。1度目の帰る気持ちと違うのは、やりたいことの目的があってポジティブな気持ちで帰れたことです。個人の事業も継続しました。
3度目の上京
採用になった仕事は最初から期限がありました。継続してやっていた個人事業も軌道に乗り、すべてがうまくいっているようでした。
年に数回は海外にも行っていたし、お金にも恋愛にも特に困っていなかった。地元が暮らしやすいのも住みよいのもわかっているのだけれど、刺激がない。
東京の友達や同業の知り合いはどんどん上へ向かっているのに、地元にいるとぬるま湯に浸かっているような気持になりました。久しぶりに東京の友達に会うと、自分が浦島太郎にでもなったような気分にさえなりました。
仕事で使うPCソフトの新しい機能など、どんどん自分が遅れていくようなそんな不安にも駆られました。
尊敬できる人や上を目指す人が地元にはいない。仕事は選ばなければあるけれど、好きなことを仕事にしたい私は、自己成長できる環境が欲しくなったんです。
そこにコロナ禍という世界情勢も加わり、より一層人生について考えました。
私はやっぱり東京に戻りたい。
なぜ東京に惹かれるのか?
なぜこんなにも東京に惹かれるのだろうか。自分でも不思議ですが、東京には刺激があるからだと思います。
世界単位で見ても東京は日本の中心だし、世界でどこから来たか問われて「JAPAN」と言うと、「TOKYOか?」と必ず言われる。
世界から見た日本の顔は東京なんです。
地元に戻る、地元に帰る。東京に戻る、東京に帰る。
どちらが自分の居場所なのか?それは自分が決める。
今生きたい場所で暮らし、行きたい場所へ行き、やりたいことをやることが、私の幸せなんだと気づいたからどこに居たっていい。
また地元に帰りたくなれば帰ればいい。
何歳になっても地元を離れるたびに母が私に言う言葉。
「いつだって帰って来ていいんだよ。」
帰る場所があるということは幸せなこと。
地元があるから安心できるし、東京があるから前に進める。
それが私の3度目の上京の答えです。
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