スイス旅行をするなら必須のトラベルパス。スイスは鉄道がものすごく高額なのでパスなしでの旅行は確実に出費がかさみます。ただでさえ物価の高い国として有名なスイスですから少しでも出費を抑えたい所。
スイス旅行を計画している方のほとんどがスイストラベルパスにするかハーフフェアカードにするかを悩んでいると思いますが私は声を大にして言います。
なぜ私がスイストラベルパスを推すのか?購入方法や使い方もお伝えします!
2023年のハイシーズンにスイスへ行ってきました★
スイストラベルパスはスイス国鉄でも販売されていますが、ツアー会社を経由して購入した方が安いです。
♦Youtubeでも海外Vlogを公開しているのでスイス旅行ルートの参考にしてみてください。
スイストラベルパスとハーフフェアカードの比較
スイストラベルパスには連続タイプと日付を指定して利用するフレックスタイプがあります。フレックスタイプの方が日付指定が自由な分価格も少し割高です。
2つの割引パスを比較するとざっくりこんな感じです。
ハーフフェアカードは既に予定がしっかり決まっている場合は早めに予約すると早割も効きます。価格のみで比較するとハーフフェアカードがお得に感じますね。
意外とかかるスイスの市内交通
▲チューリッヒ市内にある雰囲気のあるケーブルカーポリバーン
意外と盲点なのが市内交通の点です。スイス旅行は各都市のバスやトラムを使った方が快適でスムーズに旅行ができます。その市内交通を毎回買うというのはかなりめんどくさい。スイストラベルパスなら持っているだけで来たトラムやバスにすぐに乗り込めます。
チューリッヒ・・・市内トラムで街なか移動(写真のポリバーン乗車)
バーゼル・・・市内トラムで街なか移動(美術館や三ヵ国橋等)
ルツェルン・・・市内バスで街なか移動(ピラトゥス等)
グリンデルワルト・・・山岳の村内バス移動(フィルスト等)
ツェルマット・・・村内バスで街なか移動(グレッシャーパラダイス等)
サンモリッツ・・・市内バスで街なか移動(ピッツ・ネイル等)
ジュネーブ・・・市内トラムで街なか移動(国連等)
隣国リヒテンシュタイン・・・スイスからのバス移動
市内移動は盲点になりがちですが、私の体験上使用頻度はかなり高かったです。ハーフフェアカードの場合は市内交通の1dayパスを都市毎に買うか毎回1回券を都度購入することになります。(ほぼ車内では販売していないので窓口へ行く必要があります)
割引パスのお得度はスイス旅行のルートによる
どの割引パスがお得かは正直それぞれの旅のルート次第という所があります。チューリッヒだけなど1都市にしか行かないという方は割引パスを買う必要はないです。
・3都市以上訪れる人(距離が離れている)
・ユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホへ行く人
・ツェルマットでゴルナーグラート鉄道に乗る人
・氷河急行、ベルニナ急行に乗る人
・リヒテンシュタインを訪れる人
スイストラベルパスを推す理由は、タイムイズマネー
私が実際使ってみてスイストラベルパス一択という理由は何と言っても使い勝手の良さです。
スイストラベルパスを持っているだけで購入の手間が省けるのはかなり大きい。ハーフウェアカードだと、まずSBBのアプリをインストールして連結する等の設定が必要です。(SBBアプリは日本語対応していないので英語)券売機で買うという方法もありますが、毎回毎回だとそれなりに時間がかかり、すぐに電車に乗り込めないため電車を見送る場面もあります。
また、上記にも記載したように市内交通の利用もスイストラベルパスなら無料という点は大きいです。ハーフフェアカードだとバスやトラムのチケット売り場を探したりする時間もかかります。
例えば、グリンデルワルトからツェルマットへ移動する場合などは、数回乗り継ぎしなければなりませんが、1つでも電車が遅れて次の電車に乗り遅れたらまたチケットを買い直すという手間と損害も出ます。
この購入時間のロスは積み重なると結構な時間になります。限られた旅行時間の中でこういう時間は本当に勿体ないです。
ユングフラウヨッホ・ツェルマットの割引パス
スイストラベルパスの弱点はユングフラウヨッホへの登山鉄道が25%という点ですが、ユングフラウヨッホやツェルマットにはそれぞれの街にお得なパスがあるので色々と組み合わせると単体を25%、50%で買うよりもお得になります。
ユングフラウ地方には、ユングフラウトラベルパスがあります。こちらは現地やツアー会社経由でも販売されています。 アイガーグレッチャー – ユングフラウヨッホ間は別料金ですが、3日券がCHF190、スイストラベルパスやハーフフェアカードを持っている人は割引がきいてCHF145で購入できます。アイガーグレッチャー – ユングフラウヨッホ間は割引で購入することができます。
また、もう一つユングフラウ周辺で3日間利用可能なユングフラウVIPパスというお得なパスがあり、このパスは現地では販売していないパスなので日本の代理店で購入して現地で引き換える必要があります。新設のアイガーグレッチャー乗車料も含まれます。(HISやネットでも個人旅行代理店で販売されています)
参考:HIS公式サイト
ツェルマットではツェルマットピークパスがあります。こちらもスイストラベルパスやハーフフェアカードを持っている人は割引になります。ピークパスは時期によって値段が変動するため行く日程で検索してみてください。
スイストラベルパス・ハーフフェアカード購入方法
スイストラベルパスはスイス国鉄でも販売されていますが、ツアー会社を経由して購入した方が安いです。現在フラン高でどんどん円安の状況なので、日本で購入していく方がいいと思います。私は旅行の2ヶ月前ぐらいにネットのツアー会社経由で購入し、旅行当日との為替の差が10円以上あったため日本で購入して正解でした。
取扱いのある主なサイトを載せています。金額は変動するのでその時に一番安い所での購入をおすすめします。
スイストラベルパス購入サイト
スイストラベルパス・フレックス購入サイト
ハーフフェアカード購入サイト
スイストラベルパスの使い方
スイストラベルパスを購入すると、PDFデータが送られてくる場合がほとんどだと思います。そのPDFのデータをスマホに保存しておいてもいいですし、紙で印刷して持ち歩いてもOKです。山岳エリアはスマホの電波が届きにくい所もあるので紙ベースで用意しておくと安心です。
スイスの鉄道は改札がないので、そのまま電車に乗り込みます。ほぼ全ての電車で車掌さんが検札に回ってくるので、回って来たらそのスイストラベルパスとパスポートを見せればOK。とっても簡単です。
検札ではそのPDFにあるQRコードを読み込んで本人確認をされる形です。有効なチケットを持っていないとCHF100の罰金が科せられ、2年間ブラックリストに載ります。これは鉄道だけでなくトラムやバスでも同じです。
ハーフフェアカードはスマホにSBBのアプリをインストールしてカードを連結設定し、その都度半額で購入します。券売機で買う場合はハーフフェアカード所持のボタンを押してから購入。
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スムーズに旅するならスイストラベルパスがお得
スイスのハイシーズンは6月~8月です。この時期は電車も2等席はとても混雑しているので電車の遅延もそこそこあり、券売機で並んでいる人も見かけました。
鉄道の値段は全額一律というわけではなく、乗る時間だったり予約する時期でも変わってくるのでスイストラベルパスとハーフフェアカードの差は手間時間の差だと思います。
私が訪れたルートは【チューリッヒ➔リヒテンシュタイン➔ベルン➔グリンデルワルト➔ツェルマット➔サンモリッツ➔ティラーノ➔(イタリアとフランスを挟み)➔ジュネーヴ➔バーゼル➔ルツェルン➔チューリッヒ】です。
スイスには14泊、スイストラベルパスの1等15日パスを利用し正規料金で買うよりも11万円お得でした。ハーフフェアカードとの差は3000円程高いという結果でしたが、手間や市内交通をフリーで使えること、美術館等への入館が無料だったことを考えると断然お得でした。
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