女性は20代後半になると独身でいることに不安になってくるものです。周りの友達がどんどん結婚しはじめると取り残されるような気持ちになって焦るし、自分は彼氏さえいない、何で私だけモテないんだろう…とネガティブになってしまう。
私も20代後半はそんな日々を過ごしていました。
でもあの頃のように「独身が辛い」なんて思うことはなくなりました。
それに今、あの頃よりもずっと幸せで楽しい人生が送れていると感じているんです。何なら若い頃に結婚しなくてよかったとさえ思っています。
これを読んでいる独身のあなたが少し生きやすくなるヒントを教えます。
女はないものねだりの生き物
まずは「女はないものねだりの生き物」だということを理解する必要があります。友達と比べて自分は幸せか?を意識的に捉える傾向があります。それが若ければ若いほどそう思うもの。
お金がないよりは、あった方がいい。
バイト労働よりは、正社員労働。
安いバックよりも、高級ブランドバック。
独身から見れば、結婚できて羨ましい。
既婚から見れば、自由な時間があって羨ましい。
隣の芝生が青く見えるとはこのことです。
幸せは他人が計るものではなく、自分で創るものです。
結婚したから幸せになれるは間違い
冒頭で「何なら若い頃に結婚しなくてよかったとさえ思っています。」と書いた理由。それは今30代後半を迎えたからこそ言えることかもしれません。
私はこれまで52回の結婚式に参列しています。そう、ご祝儀貧乏です(笑)
でも結婚式ってとてもハッピーな気持ちになるので毎回行ってよかったな~と思わせてくれるイベントだったり。数年ぶりに友達に会う機会をくれるので楽しんでいます。
その52回の結婚式への列席の内、離婚したカップルは何組いたと思いますか?
なんと、その数・・・
19組。
ご祝儀返せー!!(笑)
とは言いませんが、かなり多いと思います。
結婚式をやらなかった友達も一定数いますが、その友達も含めて25歳前に結婚した友達は7割離婚しています。離婚理由は旦那の浮気が断トツでシングルマザーで子育てしている人が多いですね。
不思議なのは地方の友達は若くして結婚して離婚していること。上京してきてできた友達や大学時代の友達はほとんどが30歳を過ぎてからの結婚で離婚も1組だけです。
自分の周りの統計で申し訳ないのですが、友人たちの経過を見てきた側としては若い頃に結婚すると幸せどころが人生狂わされるなと思ってしまいます。住宅ローンを抱えたり、若くして結婚したことで社会人経験があまりなくお給料のいい仕事につけない。なのに教育費はかかってお金に困る生活…。
全国的な統計でも24歳までの離婚率は50%を超えているので2組中1組が離婚しているということです。
そう考えると若い時の結婚はリスクが高い。
結婚しても幸せになれない人の特徴
優越感を得るための結婚をした人
最近流行りのマッチングアプリ。「結婚するため」の活動、婚活。
焦りや独身を脱出したいという気持ちだけで結婚すると失敗します。最初から離婚する結婚だとわかっていたら結婚しないですよね。でも「結婚するためだけの活動」で結婚した人は皆こう言います。
「結婚したら幸せになれると思っていた…」
そう、女は結婚への理想を自分で勝手に創ってしまっているんです。ウェディング写真のイメージだけが先行してその裏側にある生活自体までは想像できていない。
幸せは他人に創ってもらうものではないということをわかっていなかったのです。
ネガティブすぎる人
自分はブスだからデブだから結婚できない。今まで誰も好きになってくれなかった。誰も私のことを見てくれない。いい人が現れないのは家族のせい、コロナのせい。
そういう人は結婚できたとしても幸せにはなれません。
何かのせいにする人は、結婚しても何かのせいにします。自分に自信がないのであればそれなりに変わる努力が必要。自分探しからやり直さないと幸せな結婚生活なんて到底送れません。
自分らしく生きる方法を知らなかったのです。
支えてもらう前提の人
旦那さんが外で働き、奥さんは家で働く。そんな時代は昭和、平成で終わりました。
よっぽどの富豪と結婚しなければ家計を支えていくのは難しい社会情勢です。結婚したら旦那さんが支えてくれるから生活が楽になるだろうと思っている女性は注意です。楽になるどころか子供が生まれればお金も時間も余裕がなくなります。
この人たちは結婚してしばらくすると「独身に戻りたい…」と言い始めます。
まだ自立していないのに結婚してしまったのです。
今の暮らしレベルを下げる覚悟はある?
意外と独身者が知らないのは今の暮らしよりも貧乏になる可能性が高いということ。
2人共正社員でバリバリ働いている夫婦なら暮らしが良くなる可能性はありますが、子供が生まれれば今まで自由に使えていたお金は子供に流れます。
賃金は全然上がらないのに税金だけは上がっていく日本。昭和や平成の時代とはまったく違う社会情勢です。今の生活レベルを下げる覚悟が必要なんです。
お金が全てではありませんが「お金がなければ幸せになれない」は半分本当だと思います。若い頃の好きな気持ちだけでは結婚はうまくいかないということを友人たちから学びました。
独身生活を楽しんでいる人の共通点
自分のご機嫌の取り方を知っている
これを知っているかどうかはかなり重要だと思います。
時々SNSや友人との会話でも誰かの愚痴を見たり聞いたりしますが、そのネガティブな発信は他人にとっては不快でしかありません。そういうことを発信する人は環境汚染と同じなので距離を置きたいと考える人も多いです。
たまに旦那さんの悪口をSNSで発信している主婦がいますが、その投稿を旦那さんが目にした時にどう思うのか考えているのだろうか?と思ってしまいます。そういった小さな出来心がきっかけで結婚生活が傾く引き金になってしまったりしています。
ネガティブやメンヘラをアピールすればする程、人は離れて行き自分の首をしめていることに気づいていない人、マイナスオーラを匂わせている人のことを好きになる人はあまりいないでしょう。
人生を楽しめている人は何かうまくいかないことがあった時、イライラする時は〇〇をしたら自分が落ち着くという方法を知っています。例えば、映画を見るとか好きな食べ物を食べるとか簡単なことでいいんです。
それを知っていることで他人に迷惑をかけることなく自分を落ち着かせることができ、次のことにポジティブに向かうことができるのです。
一人でもやりたいことがある
人は何かの目標に向かってやり遂げようとしている時、輝いています。何かに向かっているからこそ、結婚だけに囚われずに生きることができる。
やりたいことがないという人もいるかもしれませんが、自分が楽しむことができる趣味や夢は持っている方が人生を楽しめます。
一人でもやりたいことがない人は二人になってもやりたいことは見つからず、結婚してからも人生楽しくないとなってしまうパターンが多いです。
人生単位で生きている
30歳までには…という短いスパンで期限をつけずに、人生を80歳ぐらいから俯瞰で見て今はその人生の一部だという捉え方をします。
もちろん出産適齢期という言葉が女は30代前後では囁かれ焦ります。どの時代もそう言われてきましたが、今の100歳ぐらいの方の結婚適齢期や出産適齢期は10代後半~20代前半でした。60歳ぐらいの方の適齢期は20代中盤~30代前半だったと思います。
でも現在は違います。30代でも独身者は多いですし40代になってから出産する人もいます。時代が変化すると共に医療も発達している。心配ならば保険をかければいいのです。私自身、32歳の時に卵子凍結保存をしています。いつか欲しいと思った時の保険をかけておくことは独身でもできます。
年齢に縛られることは他にもあります。特にキャリアを積む、技術を取得する、海外旅行などは独身のうちにしか時間をさけないことだったりします。子育てをするということはそれらを諦める期間でもあるということなのです。もちろん結婚も子育ても人生を作る1つの要素です。
人生単位で今何をすべきなのかを自分で選択して今を生きている人が人生を楽しんでいるのです。
他人と比較しない
他人は他人、自分は自分。他の人の生活にいい意味で興味がありません。自分が楽しく生きていればそれが自分の幸せだとわかっています。他人と比較する時間ほど無駄なものはないです。
自分らしく自分が生きたいように生きる。それだけです。
独身が辛いは間違い
自分にはまだそのタイミングが来ていないだけ。他にやりたいことや魅力的なことを見つけてそれに向かっている間にタイミングが突然訪れること。
結婚には向き不向きがあって、独身の方が楽しいと思う人も多いこと。
焦って結婚しても自分がなければ幸せにはなれないこと。
好きでもない人と結婚するぐらいなら、今を受け入れて独身のまま人生を楽しんでいた方がいいこと。
このことを知っていると、独身でいることが辛いなんて思わなくなります。
時代は進化していきます。あと10年もすれば結婚適齢期は40代と言われたり、独身でも自分から希望してシングルマザーになる人も出てくるようになるかもしれませんよね。そうなれば独身者向きの老後サービスも出てくるでしょう。
だからこそ「今」独身でいる時間を楽しんだ方が勝ちなんです。結婚がすべてではない。
いつか結婚するならば、今一人でいる時間は人生単位でみたらとっても貴重な時間です。
最近は結婚して旦那さんの暴力などから逃げたくて自分から離婚したいと希望しても力がなくて生活していけなくなるから離婚できないという女性がとても多いです。一人でも生きていく力はこれからの時代女性もしっかり備えておいた方がいいですね。
今これを読んでいる独身のあなたが少しでも前向きに生きれるようになったら幸いです。
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