コロナ禍の中開催された2021年ホノルルマラソン。日本から遥々行って来ました~!
海外渡航が怪しい時期でしたが、エントリー料金も払っているしトレーニングも積んできたし、絶対行くと決めていました。入国書類の準備は少しめんどうだったけどそれよりも行きたい気持ちが大きかった!
そして、思ったこと。
感動の嵐!全人類におすすめしたい。
人生一度はホノルルマラソン!
それではホノルルマラソン2021年の体験談はじまるよ~★
ホノルルマラソン2021初心者で完走
2021年大会は、12月12日(日)
2021年大会のフルマラソンへのエントリー数は11,385人で、その内日本人は413人。
実際フルマラソンに参加した人は6,463人で、その内日本人117人。
日本人117人の内のレアな1人です!
通常時の参加者は約3万人で、内日本人は1万人超えの人気のマラソン大会です。
ホノルルマラソン(42.195km)は時間制限がないので子供から年配の方まで誰でも参加できます。フルマラソンデビューがホノルルマラソンという方も多いので初心者でも大丈夫!
エントリー方法や事前のトレーニング、日本から事前に用意した方がいいものなどはこちらの記事にまとめたのでチェックしてみてくださいね。
ホノルルマラソン当日の様子はこちらのYoutube動画で配信しています。
いざハワイへ出発!
海外渡航
私は大会の5日前にハワイ入りしました。
ホノルルマラソンメインですが、観光も楽しみたかったので大会の日まで思う存分ハワイを満喫★
サーフィンやピルボックストレイル、ダイヤモンドヘッドトレイル、ショッピングなど走る前なのに相当体を使って遊んでいました(笑)
スタート地点となるアラモアナリージョナルパークへも下見へ行きました。
大会前々日
前々日に、ハワイ・コンベンションセンターまでゼッケンを取りに行きました。事前にメールで引き換え証をもらうのでそれを見せてゼッケンをゲット。
ここでホノルルマラソン2021のTシャツやタオルを購入。日本からもTシャツは持って来ていたのですが、現地に行くとやはり大会のTシャツを着て走りたくなりました。
また、2021年大会からサスティナブルの一環で、給水ポイントの半分ぐらいがセルフ・エイドステーションになるためマイコップを持参する必要があると初めてここで聞かされました。
日本のホノルルマラソン事務局からエントリーした人にはエコマグカップが貰えました!
セルフ・エイドネーションだということを現地で知ったので本当に助かりました。
2022年大会もセルフ・エイドネーションになる可能性は高いのでエコカップの準備はしておいた方がいいかもしれませんね。(貰ったものは非売品だと思います)
アメリカ本土から参加した友人やマッサージ店のお姉さんに聞いたのですが、アメリカ側からエントリーするとエントリー料金が日本の半額ぐらいらしいです。でもこういったエコマグカップなどの配布はなかったり、日本事務局は案内などのサポートも手厚いようなので初心者は日本の事務局からエントリーした方が安心だと思います。
大会前日
大会の前日はお昼に友達とランチをしてその後はホテルやビーチでゆっくりと過ごしました。この時点でトレイルやサーフィンの疲れが若干あり、これはやばいなと思って夕方ロミロミマッサージを予約して90分施術してもらいました。おかげで体がかなり楽に★
軽く夕食をとって、明日の準備をして0時前には就寝…。と思っていたのですが緊張してしまってあまり眠れませんでした。
ホノルルマラソン当日
朝4時起床
ほとんど眠れなかったのでとても不安でしたが、30分でテーピングをしたりエネルギーゼリーを飲んだり身支度をして4時半にホテルを出ました。汗でぐっちゃぐちゃになるとわかっていたのでスッピンです。日焼け止めだけ塗りました。
私が宿泊していたのはシェラトンワイキキ
スタート地点のアラモアナ公園までは徒歩で約25分でした。
これまではスタート地点までのシャトルバスもあったようですが、コロナ禍の影響もあり2021年はシャトルバス自体がありませんでした。バスがあったとしても出発時間が早いのでもっと早起きしなければならないみたい。ホテルの位置にもよりますが徒歩の方が朝はゆっくりできると思います。
みんなが歩いている方向に歩いて行ったら自然と着くので大丈夫。
シェラトンはスタート地点とゴール地点の中間あたりだし、好立地なので買い物や食事など何をするにも本当に便利でした。
スタート地点
スタート地点に着いたらものすごい人で賑わっていました。自分のゼッケンのカラーのポールのあたりで待機し、ゆっくりスタート版に向かって歩き出します。
5時スタートですが、エントリーの時に入力した目標タイムによって順番に走る感じなので私がスタート板を通過したのは5時15分ぐらいでした。
ドカドカと花火が上がりテンションは最高潮!
走り出します!
街中を走り抜ける
街のど真ん中を走って行きます。クリスマスイルミネーションもたくさんあるので走りながら楽しみます。
最初の10キロまでは10キロマラソンの人たちも一緒なので結構混んでいました。歩いて完走を目指す人もいるので人が多くて若干走りにくかったです。
10キロ地点
10キロはあっという間でした。この後上り坂なので、太陽が昇る前に山越をしたくて最初は頑張りました。タイムはあまり気にしていませんでしたが、キロ6~7分ぐらいで走っていました。
ここから一気に人が減って走りやすくなっていきます。
10キロを超えたあたりでトイレがありました。お手洗いのスポットは何回かあるので安心してください。心配な人はあったら寄っておきましょう。ちなみに私はホテルを出てからホテルに戻るまでの約9時間、一度もお手洗いに行きませんでした(笑)
キロ表示とマイル表示
キロとマイルのスタンドが時々あるので今どれぐらい走っているのかの目安になります。
日本人はマイル表示に慣れていないと思いますが、1マイル=1.6キロ。13マイルは21キロです。
10キロまでは小まめにスタンドがありましたが、先に進めば進むほどなくなっていき、くぎりのいい数字ですら出てこなくなりました。見逃した可能性もありますが30キロ以降は40キロまで見つけられませんでした。
20キロあたりで足に激痛…
最初は軽快だったのに、いきなり膝の裏が痛い・・・。そこから一気に失速しました。
歩いたり、走ったりの繰り返し。
永遠に続くアスファルト…。痛い…痛い…痛い…。もう無理…。
25キロ地点でまだ半分ぐらいあるのに限界感じました。本当に棄権を考えました。
それでも何とか前に足を進めます。2021年大会は途中で少し小雨が降ってくれたのでアスファルトの照り返しは例年よりはなく気温もそこまで高くなかったので暑くてキツイというのはなくて助かりました。
ハワイの人の声援
棄権を考える程限界を感じていた私ですが、痛みに耐えながら少しずつ前に進みました。
沿道の声援が本当に温かく背中を押してくれました。とにかく頑張れ、頑張れ!って自分に言い聞かせる。
沿道の方からサロンスプレーをしてもらってから少し足が楽になり、また走り出しました。
ランニング用のポーチにエナジーゼリーやスマホのバッテリーなどを詰めて行ったけど、バッテリーなんかいらなかったです。また次に走るなら絶対にサロンスプレーを持っていく!
当日に足が痛くなる想定ってできてなかった。終わった後の筋肉痛の準備で湿布などは沢山持ち込んでいたけれど、当日のケア用品必要だったって心底思いました。
足にマメができたり靴擦れしている人も見かけました。沿道の方のフォローって本当にありがたいです。
無言の30キロ
カハラの山越えて折り返し、永遠に続くアスファルト。
「無」でした。
写真や動画を撮る余裕もなくなって、ただただ前に一歩ずつ進む。
30キロのスタンドを越えてからキロ表示のスタンドが全然出てこなくて残りがあとどれぐらいあるのかだけを考え…
あと何キロ?何キロか教えてー!とずっと思っていました。
エイドネーションでは毎回水分補給。
セルフのエイドネーションはこんな感じで水が放水されています。紙コップがないエイドステーションもあったのでエコカップは必須ですね。
私は味変とエネルギーチャージ用にヴァームの顆粒タイプのものを持って行き、水分補給していました。このヴァーム、パイナップル味でさっぱりして美味しかったです。
40キロみえたー!
やっと40キロのスタンド登場! もう少し、あともう少しだ!!
でも、ここからの2.195キロが本当に遠く感じました。
まだ?まだ?
ずっと足が痛い…とブツブツ独り言が漏れ始めます。
もう限界はとっくに過ぎていた私。早くゴールしたい一心。
あ… カピオラニ公園見えた。
あ… FINISHって書いてる。
ゴール見えた!!!
そこから走り出す。
一体私の体のどこに走るパワーが残っていたのか。とにかく早くゴールしたい!最後の力を振り絞って走る。
最後の直線で「夢見たゴールまであと少し」の文字。沿道の声援。
そしてついに…!!
ゴーーーール!!!
めちゃくちゃ感動。とてつもない達成感で胸がいっぱいになり泣きました。
私、完走できた。あんなに足痛くて棄権しようとまで考えていたのに、やればできるじゃん。人間って頑張れば達成できるんだってこと、改めて感じた瞬間。
初めてのフルマラソンタイムは7時間。立ち止まったり、歩いたりして大分時間がかかってしまいました。それでも完走できたから満足!
マラソン完走後
完走後は完走メダルやフィニッシャーTシャツをもらいカピオラニ公園で大の字になって休憩しました。とにかく足がガクガクでここから歩いてホテルに帰るのが本当に嫌でした。
公園内でバナナやマラサダが用意してあったので少し頂き20分程休憩。座り込んだら本当に歩けなくなりそうでした…。
歩いて帰る自信がなくUberを呼ぼうかと試みましたが、交通規制が引かれているのである程度離れたところまで歩く必要があり、ホテルまで歩くのと同じだったので仕方なく歩くことにしました。
すると、公園の出口付近にバスが!!
聞いてみると主要ホテルまで行ってくれるらしい。一人$5ぐらいだったと思いますが、ホテルの近くまでバスで帰ることができました。
その後はシャワーを浴び、ロボット歩きでPCRを受けに行き、ホテル内のレストランで食事をしてバタンキュー。
マラソン後のケア
とにかく体が悲鳴をあげていたので、ぬるめの水風呂に1時間ぐらい浸かりました。
PCRを受けた病院で、しっかり食事をとって、体を冷やして湿布を貼って鎮痛剤を持っていたらそれを飲んでゆっくり寝てとアドバイスを頂いたのでその通りにしました。
ロキソニンを持って行っていたのでそれを飲んで寝たら、翌朝昨日のロボット歩きが嘘かのようにスタスタと歩けました。ロキソニンすごい!絶対持って行った方がいいです。
朝からプライベートビーチで遊ぶことができるぐらい復活しました。
マラソンの翌日の午後の便で日本に帰国。
初めてのホノルルマラソンを終えて
この苦しさも達成感も挑戦した者にしか味わえない。
何にも変えられない人生の宝物になりました。
何かを成し遂げるということは自分の自信になるし、絶景の中を走るホノルルマラソンは最高の環境。自己肯定感が爆上がりします。
終わった後はもう一生走らないと思っていた私が、翌日には「また走りたい」って思えた。それぐらい感動の瞬間を体験できます。
ホノルルマラソンは本当に最高の人生にしてくれました。感謝でいっぱいです。
あなたも人生一度はホノルルマラソン、行きましょ!
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