日本でもワクチンの接種がどんどん進んでいます。接種する人も接種しない人も、選択は自由と言いつつ、海外渡航ではワクチンパスポートを求められることもあり、若干強制感を感じているねぇねぇです。
打つと決めて打ったワクチン1回目。
副反応の覚悟は多少していましたが、想像を超えてひどい副反応が出てしまいました。遠のく意識の中で、死ぬのかな…とさえ思いました。
ワクチン接種は命懸けだった。
今回は私の体質や体験(予約〜当日〜経過〜副反応終了まで)を通して、ワクチンを打つか悩んでいる人や、これからワクチンを接種する人が準備しておいた方がいいことをお伝えします。
ワクチン接種の予約
ワクチンの接種券は6月末に届きました。私は東京都内在住です。
予約はネット予約でスムーズに予約できました。会場をいくつか選べる状態で、会場によってモデルナかファイザーが決まっていました。空きもまだ余裕がある状態。
自分の予定に合う日程と時間的に、モデルナのワクチンを受けれる会場を予約しました。
ワクチン接種当日
当日の体調は普通に元気。その日は気温が33度ぐらいあり、ものすごく暑かった。駅から会場まで10分ほど歩き、若干汗をかきながら行きました。
予約時間よりも早く行っても予約時間まで外で待つことになるようで、私よりも先に来ていたけど予約時間が後の人は外の行列に並んでいました。会場へは早く行きすぎない方がいいです。
予診票がその場で配られたので、列に並びながら記入して待ちました。
私は金属アレルギーとラテックスアレルギーがあるのでその旨を予診票に記入しました。食べ物のアレルギーはありません。
ラテックスアレルギーはゴム製品でアナフィラキシーを起こす可能性があるということを知っていましたが、今まで起こしたことはありません。でも、ワクチンでもアナフィラキシーを発症することがあると言われているので、そのことが心配でお医者様との問診で相談しました。
また、以前手術をした際に、麻酔の注射針を打った際に痙攣を起こしたことがあったので、そのことも相談し、ベッドに横になってワクチンを打つということになりました。
心配事がある人は、お医者様との問診の際になんでも相談した方がいいです。
会場に入ってから、接種を受けるまでは30分ぐらいでした。この時はまだ、この後起きることが全然想像できませんでした。
私に起きたワクチン接種の副反応
会場では、数人体調を崩された方がいて、並んでいる間に車椅子で運ばれる人も見ました。
ようやくベッドが空いて、横になって接種。
打った瞬間はチクっとする程度で普通の注射より痛くなかったのですが、看護婦さんに「具合悪くないですか〜?」と質問されている途中で、一気に具合が悪くなりました。
血の気が引いていく感じが自分でもよくわかり、近くにいた別の看護師さんが「顔真っ青だよ〜どこが痛いですかー?」と声をかけてくれるのですが、心臓のあたりが苦しくなって声が出なくて伝えられず、その後吐き気が襲ってきました。
とにかく、具合が悪いし心臓が痛いし、息がしにくくて苦しい。
そうしている間に、お医者さんが数名きて、サチュレーションを取り付けられたり、足を高くされました。心拍40、血圧50。意識が遠くなっていく感じがあって「あぁ、私このまま死ぬのかな…」と本気で思い、涙がボロボロ流れました。
そのうち痙攣が始まり、打った左手→足という形で痙攣が止まらず、布団をたくさんかけられて体を温められました。
経口補水液を飲むように促され、ペットボトル1本飲みました。
数名のお医者さんと看護師さんが色々対応してくれ、30分後ぐらいに大分落ち着いてきて、心拍と血圧が正常値に戻るまで1時間ほど救護室にいました。
元々低血圧ではありますが、心拍も下がっていたので看護師さんも慌てた様子でした。サチュレーションの数値を見ながら「スポーツ心臓だね?」とお医者さんに言われました。
子供の頃から心電図で不整脈が出て引っかかることがあり、その度にスポーツ心臓だと言われて来ました。(スポーツは高校時代に本気で部活をやっていた程度ですが…)
スポーツ心臓は、心拍が低くても安定しているとのことで、低血圧とスポーツ心臓という組み合わせが、お医者さまからしたら厄介な患者だったと思います。
最初、アナフィラキシーを起こしたのかと思いましたが、お医者さんの話を聞いていると、血管迷走神経反射だったよう。
横になって打ってなかったら、転倒した可能性もあったので横になって打って正解でした。
その後、「誰か家族や同じ区内の友達など迎えに来てもらえる人はいないかな?」と言われましたが、一人暮らしだし同じ区内に住んでいる友人はいないので、一人でタクシーで帰宅。一人暮らし辛いなと思った瞬間です。
接種から1時間半後ぐらいにタクシーで帰宅しました。
その後の経過
その日は無理に食事をしなくていいから水や経口補水液を飲むようにと言われました。帰ってきても体調が万全なわけではなかったので、水分をとにかくとってそのまま就寝。
接種から約10時間後、夜中に熱が39.0まで出ました。
翌日も38度〜39度を行ったり来たり。腕は痛すぎて肘の高さより上にはあげられないぐらいの強い筋肉痛のような症状。歩くと頭痛がするし、倦怠感に襲われました。
一番辛かったのは、動悸が激しくて夜中に何度も起きてしまい、熟睡できないことでした。
接種の翌々日には熱が36度台まで下がりようやく体調も戻りましたが、夜中に動悸がすることだけは1週間程続き、寝不足の日々で辛かったです。
ワクチン接種前に準備しておくべき9つのこと
1. 経口補水液、経口補水ゼリーを買っておく
ワクチン接種後にすぐに飲まされたのもこのオーエスワンドリンク。前に風邪を引いた時に購入して家に常備していたOS1ゼリーが手軽で飲みやすく本当に役に立ちました。2回目摂取のことも考えて、何個か用意しておくと安心です。
オーエスワン OS-1 ゼリー パウチ(200g*6袋*5コ入)
2. 湿布を買っておく
ワクチンを摂取した側の腕が強い筋肉痛のような状態になり腫れました。女性の方がこの副反応が出やすいようです。摂取の翌日、湿布を貼って寝たらかなり楽になったので湿布を準備しておくことをおすすめします。
3. 冷えピタを買っておく
冷えピタはあればいいもの。少しでも早く熱を下げるためにあると便利です。
4. 体温計
一時期品薄になりましたが、いまは在庫も復活してきています。体温計は自分の体調を管理するための必需品。これから接種が進めば、また品薄にもなりかねないので準備しておきましょう。
体温計/オムロン 電子体温計 けんおんくん MC-681(1台)
5. お粥など即席食品を買っておく
防災用品としてストックしていたものでしたが、お粥がとても役立ちました。一人暮らしだと、ご飯の準備も自分でしなければならないので、こういったすぐに食べれるものは準備しておいた方がいいです。
家族がいる人も、ママが倒れてしまったら家事が回らなくなると思うので、それを見越して即席で食べれる食事の準備をしていた方がいいと思います。
こちらの鮭のお粥美味しかったです。
6. 家族や同じ市町村に住んでいる友達に連絡をしておく
家族暮らしの方は家族に頼れると思いますが、一人暮らしだと誰かに頼りにくいという人は多いと思います。何かあった時にすぐに駆けつけられる人がいるという方が少ないですよね。
ワクチン接種をいつするのかなどを伝えておくだけでも、力になってくれる人がいるかもしれないので誰かに伝えておきましょう。
症状が出ると、買い物などにもいけない日が数日続いてしまうので、何かを買ってきてもらったりするだけでも助かります。
7. 夫婦なら日程をズラして接種すること
親戚が夫婦で一緒の日に接種して、どっちも体調を崩してしまい、子供たちの面倒を見れなくなって困っていました。このご時世ですから、おじいちゃんおばあちゃんに出動願いを出すのも気軽にお願いできないと思います。
ワクチンは若い人の方が副作用が出やすい傾向にあると言われていますし、2人共倒れてしまうと家庭が回らなくなってしまうので、万が一に備えて日付はずらして予約しましょう。
8. 数日倒れる想定で仕事の休みが取れる状態で接種すること
自分は大丈夫、と思っていても何が起こるか分からないのがワクチンの副反応。私がそれを実体験で証明しました。
接種日含めて3日は辛い状態が続いたので、1回目接種でも油断せずにスケジュールには余裕を持っておいた方がいいです。軽症で済めばラッキーです。
9. ワクチン接種の直前まで水を飲んでおく
夏の暑さも影響して、体が脱水状態にあるけど気づけないことも多いです。私も接種する前の待ち時間に、お医者さんから水を飲んでと言われましたが、あいにく飲み物を準備していませんでした。
1本ペットボトルの水を提供してくださり、それを半分ぐらい飲んではいたのですが、それでも大きく副反応が出てしまいました。
会場へはペットボトルの水を持参することを強くすすめます。
ワクチン1回目接種を命懸けで終えて思うこと
正直、こんなに副反応がひどいと思っていませんでした。
こんなに強い反応が出て、もしかしたらワクチン接種で命を落とす可能性もあるのだとしたら、怖くて2回目打つかも悩むところです。
摂取した会場でその日体調が悪くなった人は、120人に1人ぐらいの確率でした。しかも、全員女性だったそう。全国全体で考えると様々な年代、性別で平均化されるのであまり取り上げられていませんが、私の区は若い世代の接種は早い方だと思うので、これから若い年代の副反応の多さが報告されるのではないかと思います。
私は海外へ行く用事があり、ワクチンパスポート欲しさに今回接種を決めましたが、海外に行くことがないなら受けていません。
個人的な意見ですが、ワクチンによる健康への影響はきっと何十年も経って、コロナウィルスという言葉がなくなってからでないとわからないと思います。
後遺症になる方が怖いという意見もありますが、ワクチンも命懸けだったという感想です。
選択は個人の自由ですし、どちらを推奨するわけでもありませんが、悩んでいるなら様子を見てからでもいいのではないかと思います。
ワクチンをこれから受けられるという方は、万が一のことを考えて当日までにしっかり準備をしましょう!
追記:ギリギリまで悩み、2回目も接種しました。2回目のレポートはこちらの記事でまとめています。
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